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2025年01月05日

衝撃的33-968 「この家の何がつまらないんだ」というようなことを二、三言言われた

今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その33
https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1712934053/


968 名前:あけおめ@小吉[] 投稿日:25/01/03(金) 01:07:06 ID:k0.c9.L1
オカルト話なんだが、洒落怖とはちょっと違うし、エニグマスレはお亡くなりになってたしで、ここに書かせてもらうね。


正月休みってことで、実家で親戚や従兄弟達と集まって楽しく過ごしてる人も多いと思うが、自分にはそれに関連した不思議な話がある。
自分は幼少期、年末を父方の実家で過ごし、正月明けてから母方の実家に行くというのが冬休みの恒例だった。

母方の実家は市街地にあって、買い物や外食には困らない。
おまけに従兄弟達も俺と歳が近いバリバリの都会っ子で、気も合うし話も面白いし、一緒に過ごしていて楽しかった。





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969 名前:あけおめ@獄凶[] 投稿日:25/01/03(金) 01:10:14 ID:H5.c9.L1
>>968
問題は父方の実家。家から車で3時間離れた田舎に家があるのだが、周りは山と田んぼだらけ。
近隣の街へ出るのも時間がかかり、外食どころか日用品を買うのも一苦労。
祖父母や親戚たちは優しくはしてくれたのだが、全員その田舎育ちだから、訛りがすごくて言っていることがほとんど理解できない。
従姉妹もみんな自分より十数歳くらい年上の女性ばかり。話題が合うはずがない。
なので親戚の数は多く空気は賑やかなのに、遊ぶ相手はおろか、両親以外はまともに話せる相手がいない有様だった。
テレビが居間に一台しかないからゲームも出来ない。(携帯ゲームは当時持っていなかった)
そんなもんだから、父方の実家は幼心につまらない・憂鬱な場所というイメージを植え付けられていた。

970 名前:あけおめ@超吉[] 投稿日:25/01/03(金) 01:12:04 ID:H5.c9.L1
>>969
そんな父方の実家に帰省した時のこと。もう二十年近く前、5歳か6歳の時だったと思う。
時間は夕方で、親戚達が晩飯の準備をしている最中。メニューは畑で取れた野菜やでっかい魚の切り身(思い返すとおそらく鱈)を入れた鍋物だった。
大人ならともかく、5、6歳の幼児からしたら寿司や焼肉やオードブルの方が嬉しいのは語るまでもないだろう。
だが親戚一同の中で子供は自分一人だけ。発言力などゼロに等しく、必然的に晩飯も大人好みのあっさりしたものになる。
期待外れの晩飯にテンションダダ下がりの自分は、露骨に面倒臭そうな態度でお皿やお箸を運んだり、切った後の野菜のクズを捨てたりして夕飯の準備を手伝っていた。

971 名前:あけおめ@おん吉[] 投稿日:25/01/03(金) 01:20:08 ID:H5.c9.L1
>>970
そうしてやる気なさげに台所と居間を行き来していたら、廊下の一角で見知らぬ男に怒られた。
男の年齢は見た感じ三十歳くらい。太い眉毛にぱっちりした目つき、青い上着を着ていたのを鮮明に覚えている。
男の身だしなみや雰囲気は、親戚あるあるの「普段何してるのか分からないおっさん」という風だった。
発言内容は朧げだが、「いい加減にせぇや」「この家の何がつまらないんだ」というようなことを二、三言言われた。
怒鳴られたとか説教とかではなく、ちょっと語気が強めな小言といった感じ。周りにいる親戚たちは、怒られている俺には触れずスルーしていた。
自分は怒られたことに萎縮してしまい、飯の間も飯後の宴会も、
大人達のどんちゃん話の理解できなさに疎外感を感じながらしょぼんりしていた。

972 名前:あけおめ@中吉[] 投稿日:25/01/03(金) 01:27:35 ID:H5.c9.L1
>>971
そこから何年か経って中学2年になった時の冬休み。
父方の実家での退屈な年末帰省は相変わらず続いていた。
持ってきた携帯ゲームにも飽き、やることが無さ過ぎて考え事をしていたら、ふと前述の一件を思い出し、中学生特有の反抗期的なメンタルも合わさって異様に腹が立ってきた。
好きで来ているわけじゃないのに、どこの馬の骨とも知らない奴に一方的に怒られたムカつきが沸沸と湧き上がってきて、無性に仕返しがしたくなってきた。
今度はアイツの目の前で、これ見よがしにグータラと携帯電話ばかり触りながら、さっさと帰りたいアピールマシマシでかったるそうに振る舞ってやろうかと考えた。
あの男が実家に来ていないか探した。だが男はいなかった。

973 名前:あけおめ@鬼吉[] 投稿日:25/01/03(金) 01:29:44 ID:H5.c9.L1
>>972
当時はまだ幼くて、あの男が親戚の中でどのようなポジションにいる人なのか知らなかった。
両親に、記憶に残っている男の外見的特徴を説明し、彼が一体誰なのかを尋ねた。
返ってきた反応は父親も母親も「そんな人いたか?」「誰だっけ?」だった。自分は面食らった。

祖父母、叔母やその旦那さん、他の親戚達に聞いても、そんな人間は親戚では見たことはないという。
「そんな人知らないなぁ」
「お爺ちゃんの職場の部下か近所の人かな?」
「でもそういう人って当時からすでに50歳過ぎてる人ばかりでしょ?30歳くらいの若い人なんていたっけ?」

974 名前:あけおめ@ぴょん吉[] 投稿日:25/01/03(金) 01:30:08 ID:H5.c9.L1
>>973
もう何が何だか訳がわからなかった。あの男は一体誰なんだ?
そう言えば自分も自分で、怒られたあの一件から翌年以降、男の姿を一度も見ていない気がした。

幽霊?家の守り神?家人が忙しい時に勝手に家に上がり込む妖怪ぬらりひょんの類?
幼児がよく体験するイマジナリーフレンドのようなものだろうか。
でもあの顔つきと青い上着は今でも鮮明に覚えている。
怖いというよりは不思議な話。


posted by 管理人 at 00:25 | Comment(3) | 衝撃的 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
仏間のご先祖の写真にそういうのいたりしない?w
Posted by at 2025年01月05日 07:58
近所の座敷牢から脱走した統合失調症な人
Posted by at 2025年01月05日 11:11
新手の座敷わらし?
Posted by at 2025年01月14日 02:09

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