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805 名前：名無しさん＠おーぷん[sage] 投稿日：24/10/23(水) 14:56:11 ID:LH.oi.L1
父方の実家は今でも根強い長男教で、祖父母は自分たちの財産を長男家（伯父）の長男（従兄弟）につぎこみ、家まで建ててあげてた
祖父母の遺産分配するときも5桁万円後半の遺産があったけど、当然のように長男の伯父が全部持っていって他の兄弟には遺産放棄しろと言われた
三男の父は長男や次男と年が離れているため、長男教の家でも末子として可愛がられて甘やかされて育ったので長男にも懐いていて
伯父から「お前のところは娘しかいないんだから遺産必要ないだろう」と遺産放棄しろと言われたときも
「にーちゃんがそう言うなら」と放棄して、私達家族に対して「にーちゃんの為に放棄したんだ！偉いだろう！」と自慢してきたアホ
母は私が口出すことじゃないから勝手にすれば？と取り合わず、私は父の幼さが気持ち悪くて嫌だった
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話はもどって私が小学校に入る頃
従兄弟が地元の国立理系大学に受かったとかで父方親族が褒めちぎっていた
そして私が小4の頃だったかな、就活してCMよくやってるとある大手企業にX社に就職することがきまってお祭り騒ぎ
父方の一族は「天下のX社に入社するなんてさすがだ」と従兄弟のことを自慢してまわったし、私の父も我が子のように自慢して回るから
母から「娘には一欠片も興味を持たない男が甥の自慢してまわるのは滑稽でしかない、恥ずかしいからやめろ」と言われていた
私は女だからと父から褒められた経験がなかったし反抗期も相まって父への親愛も信頼も無かったので、母が心配するような心の傷は負わなかったけれど
母の言葉で父の考え方が異常であることだけは認識ができた
私が高校受験の時期になっても父方の親族はまだ従兄弟の自慢をし続けており、結婚、第一子（男の子）が産まれたことまで自慢の種にするから
従兄弟と10年以上会ってなかったのに従兄弟の情報だけはやたらと入ってきてた
一方進学高校に進み大学受験をすると決めていた私は父を含む父方親族から言葉の袋叩きにあっていた
私の進路を応援する母に対する言葉はもっときつくてストレートだったと思うし、父には赤本や受験票を捨てられるという些細な邪魔もされたけれど、
その程度で落ちるような勉強はしてなかったし、メンタルも散々嫌味言われてゴリゴリに鍛えられてたので当日特に動じることもなく普通に受かった
従兄弟が高校に受かった際には盛大に進学祝をしたそうで母も5万包まされたとぼやいてたけど、私の時は勿論そんなことは無かった
そんな話を聞いてた矢先、従兄弟の働くX社がY社に買収されて子会社となった
その後私は父方親族から「女に学はいらん、働け」と散々反対された大学進学を果たした後、就活が始まった際に求人票からY社を見つけた
今でもまだ父の一族は従兄弟の自慢ばかりをしており、なぜか買収してX社をより発展させたY社を恨んでたので、
もし女の私がY社に入ったらとんな反応をするだろう？そんな些細な気持ちからY社に応募し、選考で勝ち抜き、内定をもらった
父方親族から「女が大学まで出てどんな大層な会社に就職したんだ？」と見下して嘲笑うことが前提の聞き方をされたので、
「Y社です、立派な男性の従兄弟の働く企業の親会社で働けるなんて大変光栄です」と言ったら場がしんと静まり返った
だけどその直後に「従業員の嫁候補ってだけだろう」と誰かが口にし、「こんな可愛げのないのは嫁の貰い手もないだろう」と案の定馬鹿にされた
その後結婚して出産してもまだ働いてるし、順調に出世も重ねてるので法事だなんだで顔を合わせても従兄弟の自慢をしなくなったし、
散々ご近所には、三男坊の娘で女のくせに生意気にも（伯父たちより良い）大学に行った頭でっかちて可愛げもなく嫁の貰い手もない女と言いふらしてたから、
今の私を見たご近所からぴしゃりと「恥ずかしいのはあんたたち、いつの時代の価値観で生きてるの」と言われたらしくて、わざわざ見下すために関わってくることがなくなった
ちなみに肝心の従兄弟だけど、年が離れてるから幼い頃から関わることがぜんっぜんなかった
お互い興味も関心も無かったと思う
なので長男として父方親族から散々持ち上げられてたけど、従兄弟から直接嫌味を言われたことも無ければそもそもまともに会話したこともない
私も従兄弟には好き嫌いの感情さえない
なので父方親族への仕返しのために従兄弟をだしにしてしまったことだけはずっと反省してる
あんなに私生活ベラベラ自慢して話回られてたから嫌な思いもたくさんしただろう
だけど私も伯父から散々嫌なこと言われ続けてきたので同情はしない
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