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659 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:23/07/11(火) 11:49:43 ID:wj.wa.L1
この暑い時期になると蘇る、教育実習先のイケメン先生との思い出。
教育系大学3年生、まだ世間知らずの小娘だった自分は、ある小学校で教育実習をしていた。
実習指導教員を担当してくれたのは、若い頃の山本*郎似の若手男性教員。その山本先生(仮)が担任をしているクラスに入り、授業補佐をしたり自分が授業をしたり慌ただしく過ごしていた。
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ある日の放課後、山本先生に誰もいない体育館へ呼び出された。
「君は少し声が小さいね。特に子供達の前でテンション高く話そうとする時は顕著だ。
おそらく、恥じらいを捨て切れていないんじゃないか?」
確かに、と思った。子供と一対一で話すのは問題ないが、大勢の前に立つとどこか気恥ずかしさがあって声が小さくなりがちだった。
「図星だね。これから俺と一緒に、恥じらいを捨てるための特訓をしよう!」
そして始まった特訓は「大声で歌いながらミュージカルのようにダンスを踊る」というものだった。
山本先生が「昨日何食べた〜?」とライオンキング(劇団四季)のように歌い踊りながら話しかけてくるので、「カ…カレーです〜♪」と同様に歌い踊りながら答える…といった感じ。
そんな感じで毎日30分ほど、蒸し風呂のような放課後の体育館で歌い踊った。
そうするうちに特訓の効果が出て、私も大勢の前でハキハキ話せるようになった。気恥ずかしさも消え、子供達の反応を見ながら余裕を持って授業を進められるようになった。
その後、結局教員にはならなかったけど、人前で喋る仕事をしているのであの時の経験は確実に活きている。
そして、ほのかな恋心を抱いていた山本先生と、西陽さす体育館で2人きり、汗だくになって踊ったあの時間をたまに懐かしく思い返している。
ディズニー ライオンキング ミュージカル<劇団四季>
posted with カエレバ
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