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2022年01月31日

衝撃的30-537 わたしが何の話をするんですか? 嫌われても組織で生きていく方法とかですか

今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その30
https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1633882761/


537 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:22/01/30(日)21:52:53 ID:VR.dq.L1
修羅場というような話じゃないんだけど、個人的に衝撃だったこと。
自分はいわゆる総務部。
今年新卒で入社予定の新入社員向けの研修の一環で、(リモートではあるけど)各部署の先輩たちに簡単な仕事紹介や体験談を話してもらおうということになった。
それで声をかけたのが営業アシスタントみたいな業務をしている優子さん(仮名)。





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30代後半の独身女性で、有能なことで知られている。
営業アシスタントといっても、受発注から問い合わせ対応(メール、電話、FAX)、納品書請求書発行、見積もり、その他もろもろ、一人で完璧にこなしてしまう。
通常3〜4のチームで分けて対応しているんだけど、どうしても迅速な対応が求められる特定の顧客を彼女が対応しており、営業も優子さん頼みの状態。
顧客から携帯に電話がかかってきても「事務所に優子という者がおりますので、そちらに聞いてください」と振ってしまうらしい。

優子さんは数年前に当時女性としては最年少で役職者にもなった。
各部署の代表で構成されている業務編成プロジェクトのメンバーでもあり、自分はそこで彼女の仕事ぶりを垣間見た。
とにかく業務知識が豊富で理解が深いし、言うことに無駄がない。喋り方は歯切れが良くてちゃきちゃきっとした感じ。まあこりゃ仕事ができるだろうなと納得した。
ちなみに優子さん、見た目は小柄で華奢で、若い頃ならどこかの坂道にいそうな目立たないけど可愛らしいタイプだ。

そんなわけで彼女なら間違いないだろうと、内線電話で研修の依頼をしたら、優子さんの返事が衝撃だった。

538 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:22/01/30(日)22:11:53 ID:VR.dq.L1
537の続きです。

優子さん「へ?わたし? わたしが何の話をするんですか? 嫌われても組織で生きていく方法とかですか」
俺「えっ? き、嫌われて!? 優子さん、めっちゃ仕事できるじゃないですか?」
優子さん「んー、煙たがられて、あっち行けこっち行けで飛ばされてるうちに覚えただけなんですよねー。人間性がよければ、配属された部署にずっといるんじゃないですか」

世間話でもするような口調でそんなふうに言われて、電話口で固まった。
たしかに彼女は入社以来いくつかの部署を渡り歩いてはいたけど、引き抜かれてなのかなくらいに思っていた。

優子さん「やらないと叩かれるし、誰も助けてくれないから仕事してるだけなんです。どこか0点でも、一点突破で130点のものがあれば、組織のどこかのポジションにはまって生きていけるかもしれないけど、そんな生き方が誰にでもできるわけじゃないですよね」

俺「・・・」

優子さんはそんなに野心もやる気もないとも言っていた。だから新入社員の手本にはならないと。
自分から見ると、彼女くらいできると他の人間がすっとろく思えてしまうだろうし、それが態度に出たら煙たがられることもあるのかもしれない。
おまけに本人は野心もやる気もない。

それにしてもたぶん女性社員ではトップクラスの給料ももらっているであろう優子さんの「やらないと叩かれるし、誰も助けてくれないから仕事してるだけ」という発言には返す言葉が見つからなかった。
優秀な人ってこういう立ち位置になってしまうのかな。

とりあえず研修は別の女性にお願いすることにした。


タグ:衝撃的 職場
posted by 管理人 at 01:45 | Comment(2) | 衝撃的 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
有能過ぎて疎まれたんやな。
彼女なりの処世術、ってな言い方ね。
Posted by at 2022年01月31日 07:39
こういう有能な人を活かせないから日本って遅れていってるんなかなぁ
Posted by at 2022年01月31日 20:05

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