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702 名前：1/2[sage] 投稿日：21/12/30(木)13:03:44 ID:j0.ry.L1
高校の時、部室にはよく部員の友人たちが遊びに来ていた。
一学年上のA男も、その一人だ。
A男は重度の厨二病で、よく下記の話をしていた。
・前世では国中に名の知れた戦士だった。（国名は不明）
・霊感が強くて、やばい悪霊を封印したことがある。
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・悪と戦う聖戦士で、よなよなバイクに乗って町を徘徊してはナイフを振り回してバトルしている。
なお、バトルの際には「正義がどーたらこーたら」と言う口上を敵に向かって言うそうだ。
・病弱だから（病名は不明）、どうせ大人になれずに死ぬ。
ここまで書いたら「話盛りすぎ」って言われそうだけど、これでもまだ削ってる。
なお、A男の友人たちは、こういう厨二トークを「漫画の読み過ぎw」と、笑ってスルーしていた。
A男は「十三星の銀狐」というソウルネーム？を自称していた。
聖戦士トークでは時々この名前が出てきた。
方向が同じだったのでA男と二人で下校したことがあるんだけど、うちの高校の
生徒でいっぱいのバスの中で、大声で
「俺が十三星の銀狐と呼ばれるようになったのは〜」
と話し出した時は、とっさに他人の振りをした。
A男が三年、私が二年の時に進路の話になったんだが、思いっきり自分に酔った顔で
「どうせ、俺たちはこの町を出て行けないから…」
と言われた。
当時私が住んでいたのは、陰湿で閉鎖的な村などではなく、県庁所在地の地方都市。
卒業後、他県に進学する人は珍しくない。
反応に困ったので、あいまいに「はあ」とか、頷いておいた。
703 名前：2/2[sage] 投稿日：21/12/30(木)13:04:07 ID:j0.ry.L1
私の反応が気に入らなかったのか、A男は事実無根の私の悪口をばらまくようになった。
「（私）にこんなことされた！ あんなことも言われた！ 酷い！」みたいなやつ。
ほとんどの人は信じなかったが、A男の腰ぎんちゃくみたいなやつが
「A男さんはすごく傷ついるぞ！」
と、私を責めてきたので、面倒になってしばらく部活から遠ざかった。
数か月部活から遠ざかっていたら、その間にA男は部活関係の友人や後輩たちを全員ガチギレさせてCOされていた。
ガチギレ理由は聞いていない。
部活関係者は良くも悪くもおおらかな人が多いので、全員ガチギレさせるとなったら、相当なことをやらかしたんだと思う。
腰ぎんちゃくは一緒にCOされてた。
A男は高校卒業後、公務員になったそうだ。
A元友が
「A男は、『俺は病気で大人になる前に死ぬ』とよく言ってたけど、公務員になるあたりしっかり未来のことを考えてるよな」
と言った。
言われてみればその通りだ。
A男は厨二病だったんじゃなく、厨二病を演じて遊んでたのかもしれない。
A男が部活関係者たちをガチギレさせたのは、A男が三年の時、自由登校期間になってからか、そのちょっと前くらい。
（もうほとんど学校来ないし、厨二病ごっこ時代の友人とかいらないから、みんな切ったれ）
で、最後にやらかしたのかもね。
こいつの前世、元エロゲ方面臭いｗ
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