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1694 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:21/09/15(水)20:10:26 ID:Fa.ci.L1
大学の時に同じサークルだったA子は資産家の娘で
「私はお金持ちだから、みんなに奢ってあげるね」
な子だった。
たとえば学食で全員分の食券を買おうとしたり、カラオケ行ったら一人で会計したりした。
「A子、気前いいね!」と喜ぶ人はもちろんいた。
でも奢られて喜ぶ人ばかりではなく、「一方的に奢られ続けるのはちょっと。割り勘にしよう」という人も多かった。
が、A子は「いいからいいからw」で奢り続け、毎回のおごりが気まずい人は自然とA子と距離を置くようになった。
私も距離を置いた一人だ。
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大学を卒業してから十年近くたって、同じサークルだったB子から電話があった。
「A子から連絡があってもスルーして。それ、借金の申し込みだから」
とのことだった。
大学卒業後も結婚後も、A子のおごり癖はそのままだった。
社会人になったら遊ぶときにかかる金が学生時代より高くなるから、おごりに必要なお金は当然増えた。
しかしA子は奢り続け、散財のせいで離婚することになった。
A子は夫婦の共有貯金だか夫の個人預金だかを使いこんでおり、賠償しないといけなくなった。
これはA子両親が弁償し、A子は実家に戻った。
そして心の傷をいやすために華やかに遊びまわり、キレた両親に実家を追い出されたそうだ。
追い出された後、何人かの知人に自分の都合のいいように脚色して話して同情を買い、そのうち一人の親戚が持っているアパートの一室に入居させてもらった。
親戚の人も事情を聞いて敷金や礼金を無料だか割引だかしてあげたそうだ。
でもしょっちゅう家賃の支払いが遅れる。
同情してくれた知人たちにたかる。
窘められると、
「世の中助け合いでしょ? 私は今までずっと困ってる人を助けてきた。だから、今度は私が助けてもらう番よ」
と澄んだ瞳で答えるのだそうだ。
集りに辟易した知人たちがA両親に連絡して正確な事情が分かり、新規で集られそうな人に警告が回っているらしい。
なお、集られた人の中には学生時代に散々A子に奢ってもらってきた人もいるので、その人らについては、A子の主張は正しいと思う。
B子からの警告電話があった数か月後、再度B子から電話があった。
A両親がA子を回収し、監視下に置いたらしい。
A両親が生きている間に、A子がまともな感覚を持つようになればいいな、と思う。
難しいだろうけど。
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