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937 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:20/09/28(月)18:56:37 ID:46.zb.L1
中学時代の国語の教科書に、母と死別した思春期の少年の物語があった。
父が母の遠縁の女性と再婚するにあたって揺れ動く心境が主題。
ちょうどその頃、うちの母親が病気で入院して、少年の気持ちが心に刺さった。
母親の従妹にあたるアラサーのH子さんが時々ご飯を作りに来てくれて、
俺は「母親がタヒんだらこの人が父親の再婚相手になるのか」なんて思ってた。
H子さんは特別美人でもないんだろうけど俺にとっては憧れの女性で、
年が離れた姉弟のような関係で可愛がってもらった。
なお父親とH子さんの間に男女の関係があったとは思えない。
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幸いなことに母親は回復し今も健在、その後H子さんは冴えないオッサンと結婚。
そして健康体だったうちの父親のほうがあっけなく他界した。
父親の葬儀でH子さんと会ったのを最後に連絡も途絶えている。
その後母親から聞かされたのだが、H子さんは母親に、
「○○さん(俺の父親)を私に下さい」とお願いしたことがあったそうである。
父親の遺品を整理していた時に、若い頃の写真が出てきたのだが、
それが俺にそっくりだった。H子さんが俺を可愛がってくれていた理由がようやくわかった。
かわいい顔して略奪婚なんて考えていたH子さんの神経がわからん。
なぜ俺が成人するまで待ってくれなかったのか。
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