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975 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:20/08/06(木)05:17:33 ID:HD.06.L1
一年くらい前の話
幹線道路沿いの歩道を、70代くらいのおじいさんとボーダーコリー(白黒)が歩いてた
ふっさふさで見るからに良い毛並みのコリーはお散歩に上機嫌で
常にしっぽ振り振りしながらおじいさんのペースに合わせてゆっくり歩いてた
かわいいなーなごむなーと思いながら後ろを歩いていたら
前方からけたたましいサイレンの音を響かせながら救急車がやってきた
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その音にコリーはまさにびっくり仰天って感じで、慌てて立ち上がって
(大きいから立ち上がるとおじいさんの肩くらいまであった)
おじいさんの胸の上に両前足をそろえて置いて、ワンワンワンと訴え始めた
なんだかわからないけどすごいのが来る、おじいさんがあぶないとでも思った様子
おじいさんはニコニコしながら「大丈夫だよー、心配ないよー」って
もふもふの背中を両手で撫でながら宥めてるけど
コリーは「大丈夫じゃないよ! 逃げなきゃ!」とでも言うように吠え続けてる
前方から来る救急車とおじいさんの間に入る姿勢だったので、
後ろの私にはその必死な形相が丸見え
もちろん救急車はそのまま何事もなく横を通り過ぎて行ったんだけど
音がしなくなってからも、コリーはたびたび心配そうに後ろを振り返ってた
自分も怖いのにおじいさんと救急車の間に立ったのもすごいなと思ったし
おじいさんのこと大好きなんだなーって、むちゃくちゃほっこりしたよ
うちの犬(柴犬・ヘタレ)なら間違いなく
私を盾にしてたところだわ
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