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2020年04月11日

何を書いても87-138 高1の頃ガリガリの猫を拾った

何を書いても構いませんので@生活板87
https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1586249959/


138 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:20/04/10(金)06:53:09 ID:27.yj.L1
高1の頃ガリガリの猫を拾った。2歳〜3歳くらいの若い猫で、小学生が棒で突いたり石投げたりしてるとこを何か放っておけなくて。
人嫌いで誰にも懐かなかったけど助けた恩か唯一俺には懐いて、部活帰り深夜クタクタで帰ると玄関で出迎えてくれた。
自分だけに寄ってくるのが可愛くて、チーって呼んで可愛いがってたんだけどある日部活から帰ったら居なくなってた。
家にはもう犬がいたしってことで親のツテで貰われてった。一緒に住んだのは3ヶ月ちょっとだったと思う。
寂しかったけど、部活ばっかで家も空けてたし何となく忘れてた。






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大学も続けたスポーツは故障で結果は残せず、普通に就職。その頃高校から長年付き合った彼女と同棲し始めたけど、結局上手くいかなくなって別れて、仕事も転職。
次の仕事はそこそこ収入も良かったけどブラック過ぎて転職。一時期生きる気力を失ってニートしてたんだけど、友達の助けもあって何とか再就職した。
ただ、何となく人と関わるのに消極的な気持ちで接客や営業はもうごめんだなと思って人に会わない仕事を選んだ。
もう20代後半に突入、親友達も続々と結婚してこんな風にダラダラ奨学金返しながら生きてくのかなぁとやるせなかった。
たまたま知り合いのツテで夜タイムにバイトに入ることになった。キッチン補助とホール手伝いみたいな仕事で長くても5、6時間程度。奨学金のこともあったからすぐに引き受けた。

ダブルワークにも慣れたなーという頃、そこに18の子が入ってきた。
小柄なのもあって幼く見えるから、皆に子供扱いされて可愛がられた。愛想良くで礼儀正しく、すぐ馴染んだ。
60越えから最年少のその子まで、女ばっかの職場であんまり俺とコミュニケーション取ってくれる人が少なかったけど、その子とはなんだかんだよく喋った。あくまで同僚の範囲内で。

丁度その子が成人式の時に、来週成人式か〜若いな〜なんて話してたら「お祝いして下さいよ!」って言われて、じゃあと飲みに連れてった。
プライベートはまた雰囲気違って可愛いけどやっぱ幼さや若さを感じた。
そこから恋愛相談とか聞く良いお兄さんになり、定期的に遊ぶようになった。
親しくなると、無邪気に振る舞う内側には全く別の人が居る事が見えてきた。
ほぼ事故的な理由で抱えた不安障害とそれに伴う症状に10年近く悩み続ける孤独な、えらい大人びた人だった。周りの大人のサポートや理解無くよくここまで凌いできたなと。
一緒に過ごすうちに、この人のことを守りたいとか幸せにしてあげたいと思うようになった。
最初は断られたものの、粘りに粘って口説き落として晴れて付き合うことが出来た。


彼女と結婚するため、正社員としてちゃんとした会社に転職した。生活を見直して、タバコも辞めた。酒も飲み過ぎ無いようにして、ぼよぼよの体も少しずつだけど痩せてきてる。
甘えん坊で、8歳離れてるのもあって余計に子供に感じる事もあるけどそこも含めてとにかく可愛くて仕方ない、俺の嫁チーちゃん。
お陰で、俺自身も働く理由を見つけたし生きていく張り合いが出来た。


たまたま、数ヶ月前に実家で我が家の老犬の話になった時、親から「そういえばあんたが拾った猫、4年くらい前に亡くなったんだって」と聞かされて、もうだいぶ昔のたった3ヶ月間の記憶がぶわっと蘇った。
何故か無性にどんな猫だったか気になって、年賀状のダンボールをひっくり返したら10数枚オレンジの首輪を着けた白ベースに少し三毛の入った猫の写真が出てきた。
そこには、俺が拾った「チーちゃん」が隣の県で幸せに過ごしている事が毎年書かれていた。

なんで断捨離好きな母親が年賀状を過去ログまで何年も取って置いてあったのか、その中から送り主の名前も分からない年賀状を俺が見つけられたのかは正直奇跡としか言いようが無いし、
何より猫の名前がチーちゃん。


家に帰って嫁の顔を見てると何となく似てる気がする。丸顔も、くりくりした猫目も、猫毛だし。人間不信気味で、ちょっと寝相が悪くて、左側の腕枕に収まって寝るところも。

親友に話したら、猫の恩返しじゃん!だいぶ遅れてお返し来たな!と大爆笑された。
でも何か、猫の恩返しでチーが引き合わせてくれたというよりは、嫁はチーの生まれ変わりなんじゃ無いかと思うレベル。


posted by 管理人 at 01:48 | Comment(0) | 何を書いても | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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