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2019年04月30日

何を書いても74-811 ところがその子、授業始まっても教科書もノートも出さないの

何を書いても構いませんので@生活板74
https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1554123485/


811 名前:令和まで@30:47:57[sage] 投稿日:平成31年 04/29(月) 17:12:03 ID:itN.5f.wq
地元の公立高校で、自称進学校だけど別に偏差値は普通の所に通っていた頃の話。
高校生のときの私はハッキリ言って可愛かった。正直かなりの美少女だった。
それで、私ほどじゃあないけど可愛い子と何人かとつるんで、私を中心にしたみたいなグループが出来ていて、それなりに楽しく過ごしていた。

あるとき、名前も覚えてないようなクラスメイトが隣の席になった。
ところがその子、授業始まっても教科書もノートも出さないの。
教科書はどうしたのか尋ねると、「ない」って返ってきた。
ノートは? 筆箱は?
全部無いそうだ。
「何しに学校に来てるのー?」って言った記憶がある。勿論笑いながら冗談混じりに、って自分では思っていたのだけれど。
その日は教科書を見せてあげて、ルーズリーフとペンを貸してあげた。




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ホントに名前も知らないクラスメイトだったから私は知らなかったんだけど、後から聞いたところによると、その子は別グループにいじめられていたそうで。
教科書もノートも筆箱も全部捨てられたんだとわかった。

ぼーっと見てると、確かにその子はいじめられている。
目の前で悪口を言われ、私物は取られるし汚いもの扱いみたいな事も言われていたな。
私はそんなアホの動物園を横目で見ながら、ガキじゃあるまいし、寒いんだよと思っていた。

なんかその様子がむかついたから、逆に私はその子と仲良くなってやろうとか思ったんだよね。この頃から逆張りおばさんだったのかもしれない。
正義感とかあったわけじゃあないけど、変な使命感には燃えていた。私はなんか意地になって、無理矢理その子と話をするようになった。
そのうち私の友達もいれたりして極力一緒にいて、いじめっ子共を牽制してなるべく手を出せない状況を作ったね。
暫く続けているといじめも止み、その子も私らを友達と思うようになった。と私は勝手に思っている。

そんなこんなでその子は卒業まで無事に過ごす事ができた。けれど、その子は卒業したら上京して、私との縁も余裕で切れて、もう会う事も殆どなかったんだけど。

812 名前:令和まで@30:45:36[sage] 投稿日:平成31年 04/29(月) 17:14:24 ID:itN.5f.wq
私は卒業後、地元のショボイ私立に入ってショボイ生活をしながらショボイ工場に就職した。
三十路も手前にして結婚の予定は影も形も全く無く、ショボイ給料でだらだら毎日を生き凌いでいる感じだった。

ある日、その子から電話がかかってきて、久しぶりに地元に帰るから二人で遊びたいと言われた。
私は迷った。只でさえ高校の同級生に今のショボイ私を見られるのは嫌なのに、二人でとは。
しかし向こうも何やら真剣そうな様子だ。何か悩みでもあるのかも知れないと思った私はとりあえず約束する事にした。

久しぶりに会ったその子は、それはもう綺麗になっていたよ。ばい菌扱いされていたあの頃はどこへやら、小奇麗で品の良さそうなお嬢さんといった様相。
私もその時ばかりは流石に少しだけ飾って行ったけど、途端に自分が恥ずかしくなってきた。

どうやら今は東京さんちの広告代理店で働いているらしい。
よくわからないけれど、とても忙しいがとても充実しているそうで。結婚の予定は未定だけれど素敵な彼はいるらしい。

要するに、今の自分を見せ付けたかったのだろうか。
それほどまでに今の彼女は眩しくて羨ましい。
私が内心で劣等感に打ち震えていると「あの時助けてもらったから頑張れた。今充実しているのは、全部(私)さんのお陰」とか言われた。

なんでも、今の成功と幸せを思い返していると、高校生時代の事がよみがえり、その時私に助けられた事が全てのきっかけだったとは常々から思っていたようだ。
曰く、私に助けられた事で勉強する時間を取り戻せただとか、私と友達になったお陰で人との関わりの大切さ、楽しさを学んだとか、今の仕事に就けたのはそれを教えてくれた私のお陰なのだとか。
本当はずっとお礼を言いたかったらしいけれど、彼女の記憶にある私は世界一可愛い超絶美少女だったから気後れしたそうだ。

そう言われても今の私はハッキリ言ってクソみたいな状況で、あの時みたいに可愛くないし、お金もないし、楽しくもない。
過去に想いを馳せて、あの頃の私は、なんて自分を慰めるしかない私には、今が一番輝いている彼女は妬ましくて仕方が無い。


posted by 管理人 at 00:35 | Comment(4) | 何を書いても | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんか一つの小説を読み終えた後のような気分になったわ

色々考えさせる、余韻ののこる話だった(小並感)
Posted by at 2019年04月30日 14:21
逆張りだったとしても、いじめに加担せずに、一人の人に寄り添えたのはすごいことだと思う。
Posted by at 2019年04月30日 15:54
ひねくれてる様に見せかけてるけど、貴方すごく優しいじゃん。
他人の立場に立って行動できる人格者なのに、もう少し自信を持ってもいいんじゃないかなあ。
運を引き寄せるってのはそう言う事だと思う。
Posted by at 2019年04月30日 16:12
一人の人間の人生を、よい方向に変えられたんだから
自分も良い方向に向かえる力はあると思うんだけどね
Posted by at 2019年04月30日 16:23

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